SSブログ

Ver.4.1 + W3-881sjf の試聴 [ATL-Speaker]

2014/09/17

Ver.4.1 + W3-881sjf の試聴
DSC0800124.png


m_w3E28892881.png
Ver.4.1の側板に透明ワックスを塗り、前面・上面に樹脂板(0.6mm厚)を貼付け完成。


最終形のFFT測定
right 2open 1φ15 -abs2  5balls 13 .png
ユニット変更後、少々のエンクロージャ側の変更を加えスイープでFFT測定してみた。
FFT測定は非常にクリティカルで正確な角度・位置決めをしなければ測定精度が落ちる。 勿論部屋の影響・温度・湿度も加味しなければならない。 
等々で8kと10kHzの落ち込みは、ユニット・マイク或いは部屋等の問題と勝手に思い込んでいる。
一様 63Hz〜16kHzまで±5dbと言うことで合格とした。



試 聴
バージンユニットは、聴くに絶えない音が出るのが一般的であったが・・・
しかし今回のW3−881sjf は、エージングが必要ないほど自然に音が出てきた。
W3−582SC に比べ粒立ち・鮮度が良く音が自然に聴こえる? W3-881sjf は、僅かに高域が延びている為か、誰が聞いてもその差が分かるのである。
小口径のユニットらしく輪郭鮮明でエッジの効いた躍動感ある音、3D効果も優秀で遠近感がはっきりしている。ヴォーカルなどは、小さく口が引き締まっており情報量も多く音像が空間に浮かぶ。
本当に8cmユニットと思えない信じられない程の豊かな低音を再生できるが、50Hz以下の重低音は皆無である。
バッフル幅を21cmとしたことで、中域も充実しており落込みも殆ど感じられない。
ただ、高域のざらつきは共鳴管の宿命かもしれないが依然として残っている。
大きさを考慮しなければ、ユニットも含んで仕入総額 2.2万円(2本)のスピーカーとしては、超ハイCP・超ハイポテンシャルである。

  ひょっとするとW3−881sjf は、名器か???




スピーカー評価のためにCD レヴューを書くつもりはなかったが ? ? ?

それでは・・・

51WEPRAF47L.jpgMarie-Claire Alain によるバッハオルガン作品全集を再生してみた。
Alain のパイプオルガン演奏は素晴らしいが、このシステムでは腹を揺るがすような重低音は再生できなかった。
  8cmユニットで、これ以上欲張っても仕方がない
    きっぱりと60~20kHzまで出れば良い・・・
 
それより最高のパイプオルガニストであるAlainの音楽を楽しむこととした !





次に、Hilary HahnのBach: Violin Concertosを聴いた。

51RJNBvHegL._SY355_.jpgジャケットのHilary Hahnの顔を見ていると何処かあどけないが、演奏は本物で素晴らしい。
彼女の才能と表現力は、若手の中でも最高のヴァイオリニストの一人であろう。 ゆったりとした演奏の中に、繊細な表現力があり、完璧で非の打ち所がない。
その中でも 『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲』 は素晴らしい!
ドイツ・グラモフォンのデジタル録音で、最新CDの進化を感じる一枚である。


  小生のスピーカーシステムとの愛称もよく、癒される素晴らしい演奏がそこにあった ! ! !





最後にJacintha のJazz Vocal 『Here's to Ben』 を聴いた。

51Bwr78FWvL._SY355_.jpgJacinthaは、マレーシア生まれで音楽家庭に育ち。シンガポール大学で英語を学んでいる。
癒し系Jazz?? で心に訴えるような素晴らしい歌唱力であり、とろけるような歌に引き込まれてしまう!
東南アジアの叙情的で洗練された優しさ・癒しを感じる一方、Nancy Wilson のようなアメリカ風の歌いかたもする。
一聴してJacintha が歌っていると分かる個性のない個性と言うものが感じられる。又録音も素晴らしく彼女とバックグラウンドとのマッチングは非常に良い。録音も素晴らしく、オーディオ評価用CDとして高評価できる。

Jacintha の 『Here's to Ben』 は、小生にとって最近のベストアルバムの一つかもしれない。




参考Blog
Acoustic transmission line(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Acoustic_transmission_line




にほんブログ村 PC家電ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

nice!(31)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 31

コメント 2

そらへい

せっかくの新しいスピーカーシステムより
何故か真正面の大型モニターが目に入ってしまったのは
私もそんなモニターがほしいと思っているからかも知れません。
まずは、無事音出し、おめでとうございます。
by そらへい (2014-09-17 20:55) 

Sasha

そらへい様
コメントありがとうございます。

TVはSONY 65inch(4kではありません)を使用しています、2年前に購入しましたが他メーカーと比較して発色が良く気に入っています。
昼間は、画面がグレア加工で反射が気になるときがあります。
TVはデジタルの最先端を行くものですけれど、ステレオはアナログで走っています。
現在のシステムは、CDまでデジタルですけど出来ればレコードにチャレンジしたいのですが、良いレコード針・プリアンプを見つけられなく、そちらは足踏みしています。

時間がありましたら、またコメントください。
by Sasha (2014-09-18 08:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。