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JBL LE8Tの購入 [ATL-Speaker]
2024/08/22
JBL LE8Tの購入
このLE8Tはヤフオクで落札した、量産された人気商品で毎週オークションに出ている。
LE8Tは骨董品の様な物で少々心配であったが、現物が届き外観等のチェックから始めた。
新品のビス8ヶ、ターミナル4ヶも入っており、ビス穴の傷はなく新品である。
50年余の歳月を箱に入れられていて休眠状態、文字通り箱入娘の様である。
外観は経年変化と結露で前面ヘアーライン部にアルミのサビが所々に出ている。又、アルミダイキャスト部とアルニコマグネット間のシール部分が錆で茶色になっている。
ダンパーは正常で硬さは感じないが、エッジは僅かに硬化している様である。
その他、スピーカーとユニット間のOリングが紛失していた。
全体的に汚れておりクリーニングとエッジの手入れが必要と考えられる。
尚、裸で繋げて音出しはOKであった。
今回、このユニットを手にして感じたことは、当時の物量投入の凄さであるマグネットはアルニコ、コーン紙もランサプラスという制振材が塗られている。
ボイスコイルもφ5.1cmと特大で現代にこんなの無い、全てが当時考えられる最高の物を集めて作られた感じだ。又、フレームも頑丈で全てが重量級である。
LE8T
このユニットは、50数年前に友人が購入したSansui SP-LE8TとSANSUI AU-111のペアで視聴し感動した事がある。
懐古趣味ではないが、もう一度あの時の音を聴きたくなりLE8Tを小生の共鳴管(Ver.6.1)に装着して挑戦してみる事とした。
Ver.6.1の音道は約2.4mで20cmのLE8Tがどの様な音がとするか?
共鳴管の太さ(振動板の背後)と実行振動面積が3.0倍前後と考えられ、小生の共鳴管でも守備範囲内と考えられる。又、Qts: 0.56であり小生の共鳴管(Ver.6.1)でも対応できると考えた。
後日、全体の再調整が必要となるかも・・・
仕 様
50年以前のユニットで仕様の正確なものは無いと思っていたが、JBLからLT8THの仕様が出ていた。
LE8TではなくLE8THのデータだが、マグネットの違いで粗同一であると考えこのデータを参考にした。
20cmコーン型フルレンジユニット
インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 35Hz~15kHz
許容入力 40W(連続プログラム)
指向性 90゜
音圧レベル(新JIS) 89dB(1kHz)
ボイスコイル径 5.1cm
マグネットアセンブリー重量 3.0kg
磁束密度 8,500gauss
Re: 5.5Ω
Qts: 0.56 Qms: 4.0 Qes: 0.65
Ves: 35 l
Sd: 0.018m^2
Xmax: 5.5mm
Vp: 99cm^3
Le: 0.3mH
取付情報
最大径: 210 mm (8 1/4 インチ)
ボルト直径: 194 mm (7 5/8 インチ)
バッフル切取り直径
フロントマウント: 179 mm
リアマウント: I71 mm
奥行: 98 mm
重量: 3.4 kg
推奨エンクロージャー内容積 21L~113L
ifi iDefender+の試聴 [その他]
2023/09/06
ifi iDefender+の試聴
このアクセサリーは、コンピューターとDACをUSB接続した時、コンピューターからのノイズをカットする商品である。
既に使用の方から見れば3年遅れのテストであるが、効果抜群であったので遅ればせながらお知らせしたい。
動作原理
この機器を簡単に言ってしまうと、iDefender+内でグランドループを物理的にカットする事でノイズを軽減させている。
この事でコンピュータから出る電源ノイズの軽減と高周波クロックノイズを減衰させているようである。
ここで言うグランドループとは、USBケーブルの5V電源とシールド間のループで、これが信号ラインに影響を与える。又、ループがあるとDAC側の電源・信号にもノイズが乗ると思われる。
この方式の効果を確認する為、購入・実聴してみた。
装 着
現行システムは、MacMini→ USBケーブル→ Marantz sacd30n→Marantz MODEL30である。
使用方法は、MacMini USBケーブル間にiDefender+を差し込むだけである。
効 果
当初は眉唾ではないかと思いつつ試聴に入った。
Macオーディオと長年付き合って来たが、音出しをした瞬間、脳裏の片隅にあった雲が一瞬で晴れた。
iFiオーディオの件りの中に "システムのノイズフロアを下げ、解像度とダイナミックコントラストを向上させます "とあるが音出しでは、この文面が実感でき納得できる音が出た。
音は、確かにS/Nが良くなり・ダイナミックレンジも改善され、3次元的表現も豊かで情報量も増して感じる。又iDefender+を装着することでDACの潜在能力まで分かる。
将来DAC側のUSB入力処理で同様の効果を持たせる商品が出ると思われる。
それ迄、この商品(1万円前後で購入可能)は費用対効果面でコンピュータ・オーディオの必需品となるであろう。
Bye
CHR120 & Ver.6.1 の試聴 [ATL-Speaker]
2023/04/18
CHR120 & Ver.6.1 の調整・試聴
現在のVer.6.1は写真のようになっている。完成に近づいても、本システムは永遠の未完成品と考えている。
手を加えればその組合せは無限に出てくる、又温度・湿度・気圧の変化でも音質は変わってしまう。
これが自作派には堪らない楽しみなのであるが・・・・・
CHR120交換&総合調整
(1) ユニット交換
前回まで、Alpair12p&Alpair12pwを付け替えて使用してきたが、今回ラインナップにCHR120を追加してみた。
Alpair12p&Alpair12pwは振動板に紙パルプコーンを使用しているが、今回のCHR120はアルミ&マグネシュウムの複合材で作られている。
素材と周波数特性より高域の6k〜12kHzのピークが目につくが、そこに手を入れて2 ウエイ化を図りたい。
CHR120周波数特性
a) 前述したCHR120の高域ピーク対策を考えた。
このピークから音源に当たりを付けると、両端が閉じた空間(振動板)ではλ/2で振動すると考え3cmで5.7kHzからである。という事はピークを作っている所はセンターキャップと推測できる。
具体的対策としては、ユニットのセンターキャップにテープ(吸音材?)を貼ると言う古典的手法で5.7kHzからのピーク周波数をチューニングしてみた笑々!
と言うよりフルレンジを2ウエイ化する為に、ハイ落ちのユニットに作り変えてしまった。
b) 共鳴管の動作調整に関しては、背圧の調整が一番の肝となる。
最終調整方法は、背面に穴を開ける、グラスウールを適正場所に適正量付ける。
この二種類の方法で調整可能と思っている。
今回、CHR120の調整でも同様な方法で共鳴動作とスピーカーからの出音のバランスを取った。
簡単に書いてしまったが、迷路の中を突き進んでカット&トライで最適な所を見つける感じである。
この背面からも分かると思うが、背後からの漏れる音は結構多いのでセッティングも重点ポイントとなる。
(2) ツイーターを(YAMAHA JA-0506II)に変更
最近入手した古典ツイーター(JA-0506II)を取り付けた。
バッフル穴の追加工が必要となり加工は大変な作業となった!!
CHR120は中高域の立上りが良く、ホーンツイーターのJA-0506II も立ち上がりが良く繊細なので、相性は良いと思われる。
(3)アッテネーターの製作
当初、可変抵抗のアッテネーターを介して動作させたがS/N対策でノイズが少ない、固定抵抗とコンデンサーで組んでみた。
この事で可変抵抗を使用するより、スッキリした音調となった。
音圧レベルとクロスオーバーの調整では、カット&トライを繰り返し行こない、6db/oct クロスオーバー10KHzで22dbダウンとした。
22dbダウンと成ったのもCHR120との被りもあると考えられる??
FFT測定
軸上1mのFFT
測定から100Hz付近が共鳴管のクロスオーバーと考えられる。重低音が出過ぎている感もあるが、50Hz以下の低音は聴こえにくいらしい、低音フェッチの小生には丁度良かも?
6k〜12kHz付近のピーク問題は、ある程度除去され上手くツイーターと繋がっている。
試 聴
音を文字で表現するのは難しいが、一言で言えば30〜18000hzまで重さを感じない音が出ている。
CHR120は情報量が密でコーン紙での情報損失が極少に感じる。
共鳴管の音に関しては、賛否両論があると思われるが、私感で言わして貰うとコーン紙に掛かる背圧が少ないところから、小音量での表現力が大変良く 分解能・密度は抜けたところがある。
反面、若干であるが余計な共鳴音も含まれている。
結果としてCHR120+JA-0506IIとこの共鳴管はベストバランスをしており、帯域の広さにも満足している。
重要なのは、共鳴管とフルレンジの持つ機械的連続性でFFT上のデータでは見つけられない何かを感じる。
実際の試聴では、イージーリスニングのピアノ曲を聴いたが、グランドピアノの足から低音が床に伝わり、現物があるかの様な存在感がある。
低音に関しては、鬼太鼓座で低音の出方とバチの跳ねる様な音の一体感と部屋一杯に広がる重低音が聞けた。又この共鳴管では、パイプオルガン等では気持ちの悪い低域も出る。
この事はCHR120のfoが 34hzであることを再確認させられ、このスピーカーの動作範囲がλ/4では30Hz以下まであると感じる。
試聴曲
久石譲(NOSTALGIA ~PIANO STORIES III)
Beegie Adair(Moments to Remember)
Melody Gardot (Live in Europe)
Maicail Murray(J.S.Bach Organ works) etc.
Bye!
Amazon Music Unlimited お試し [その他]
2023/01/09
Amazon Music Unlimited お試し
Amazon Music Unlimitedのお試しを始めた、3ヶ月無料である。
バックグラウンドに1億もの曲数の魅力もあり、Amazonの術中にはまり継続契約しそうである。
音楽サブスクの時代が始まりつつあるが、音質・価格・レーベル数・所有欲等を押し並べて考えてみた。
プライム会員¥880月額が妥当かは、使用機材・聴く音楽のジャンル等、個人差はあると思うが、CDを逐一購入してきた小生にとってこの月額は安く感じるが、古代人の小生に取って所有欲(物欲)を満たすと言う点では寂しいものがある。
始めの一歩
当初、GoogleTVからのAmazon Music の試聴を行ったが Hi-Res(ULTRA HD)が聴くことが出来なかった為、手持ちのMacからAmazon Musicをダウンロードして初めてみた。
使用機材
1)モニター SONY TV
2)コンピューター Mac mini(2012型)
3)D/Aコンバーター S.M.S.L D300
4)プリメインアンプ Marantz model 30
5)スピーカー 自作共鳴菅
以上の機材でAmazon Musicを動作させてみた。
問題点と対策
Bluetooth接続で始めたが、外乱ノイズの影響を受けたので、USB ケーブル(エレコム AVケーブル(A-B))経由に変更した。
この状態でもULTRA HDに高域ノイズの問題が出たのでコンピュータ側とAmazon Music Unlimited アプリのチェックを行った。
1)Macの付属アプリケーション→ユティリティ→MIDIからオーディオ出力のS.M.S.L USB Audio のformatを192k hzとした。(S.M.S.L D300のMaxは768k hz)
macOS Catalinaでのオーディオ設定表示
この状態でS.M.S.L D300のインジケータでは以下のHi-Res表示となる。
2)Amazon Musicを起動し、右上の人形マークより設定→音質→HD Hi-Resを選択、これで正常動作した。
音 質
一聴して圧縮音源とは違い、ハイレゾ音源では密度の濃い音が聞こえた。
バイオリンの繊細な響き・胴の鳴き・淡い訴えかける様な音・弦の擦れる音等様々な音が表現される。
他方ピアノを聴くと澄んだ高域が聞かれ音場の広さにも満足した、ピアノの足から伝わる重低音も気持ちいい。
いまハイレゾ音源の評価は様々であろうが、音楽サブスク上では益々ハイレゾは増えていくと感じる。
但し、PCM(44.1kHz)音源を無理やりハイレゾに仕立てたものは?をつけたくなる。そうであるなら素のまま PCM(44.1kHz)で聴きたい。
PCM(44.1kHz)音源でも近年の録音は素晴らしい物も多くある。
特に源流から取った音源(加工されていない音源)は素晴らしく3Dに再生され・高密度に聴こえる。
ストリーミングの音は、CDと同等又はそれ以上の表現力を感じる。原理的には、メカニカルな振動源を持たないCDプレーヤーよりある部分で有利なのかもしれない、Hi-Res対応のCDが伸びないのも理解できる。
私感としては、現段階でも此処までの高音質を維持でき、殆どの楽曲を聴けるストリーミングで十分満足してしまった。
ゲームチェンジの時が来たのかも知れない!
S.M.S.L D300の購入 [その他]
2022/04/12
S.M.S.L D300の購入
梱包材はいかにもチャイナメードを感じさせ、Macの梱包のような高級感は全くない。
ビニールの梱包を開けると・・・
箱にはHigh Resolution USB DACと書かれている。
内外観
箱を開けて見ると付属品は、リモコン・ACケーブル・USBケーブル・Bluetoothアンテナ・説明書である。説明書は、英文・中文のみである。英文を見ると虫眼鏡が必要なほど小さい文字で書かれている、老人には辛い!!!
正面から見るとこんな感じ、接続表示用の液晶・ノブ・メニューボタン・on/offボタンが付いている、リモコンからも操作可能。
入力(Bluetooth,Coaxial,Optical,USB)・出力(RCA,Balanced)で必要充分なものが付いている。
筐体内部を見てみると、ハイエンドとは言えない作りとなっている、商品は1kg程度で、箱の大きさからしてこんなもんであろうかと思ったが、1mm厚の鋼板で出来た筐体は如何せん非弱である。又天板が少し浮いた状態で一体感がない。
筐体内部を見てみると、部品の実装は高級機とは言えない作りである。
酷な表現であるが日本製の様な仕立ての良さは無く、ノルマ生産された商品であり精度・質感は感じられない。
〜〜〜と書いてしまったが基本設計・使用部品は非常によく、音は逸品である。
音 質
商品の購入理由は、5年サイクルで DACの購入をしてきたが、他DACとの音質比較をしようと思っていたからである、しかし音出しをした瞬間その思いは吹っ飛んでしまった。
情報量の多さ・空間の表現力・静粛性・連続性・ダイナミックレンジ、どれを取っても他DACを超えたものである。
D300は価格破壊に近いものがあり、他DACと一線を画したものである。
この商品の売りはロームのハイレゾ再生用32bitDACチップ「BD34301EKV」を使用していること。チップ1ケの価格は8,500円前後であり、この商品(S.M.S.L D300)の販売価格からして嬉しいオーバースペックと感じる。
他に注目すべき点は、S.M.S.Lのクロックである。
クロック処理回路「CK-03」を 搭載することで、クロック・ジッターを極限まで精度を上げているとのことだ、ジッターの精度を上げた事で、今まで感じていなかった音まで聞こえてくる。
例えば、目に見えない表面の凹凸でも、規則正しい表面であればモアレが見えるような物で、此れにも似た現象が音の世界でもあり、ジッター精度を上げる事で音の世界も今まで聞こえなかった音が密な空間に存在するようになる???
DACと言ってもコンバーターの変換だけでなく最終段に付くOPアンプでも大きく音は左右されるのであろうが・・・・
音出しをし後、筐体の上に鉛を乗せて筐体の振動留めを試みると、音がピラミッド状になり低域が明確とになり、高域の煩ささが減る感じである。
これは好みの問題であろうが、もう少し頑張って2mm程度の筐体として貰いたかった。
Bye
Amazonに書かれているD300仕様
入力方式:USB / 光 / 同軸 / Bluetooth
出力モード:シングルエンドライン/バランスライン
出力振幅:
バランスライン:
4.0Vrms(ボリューム固定)
4.5Vrms(ボリューム調整可能)
シングルエンドライン:
2.0Vrms(ボリューム固定)
2.3Vrms(ボリューム調整可能)
THD+N:0.00015% (-116dB)
ダイナミックレンジ:
平衡ライン:127dB
シングルエンドライン:125dB
サイズ:208×185×41mm(幅×高さ×奥行き)
重量:1.05kg/2.31lbs
Bluetooth仕様:5.0(SBC、AAC、aptx、aptx HD、LDACに対応)
信号対雑音比:
平衡ライン:127dB
シングルエンドライン:124dB
出力インピーダンス:
平衡ライン:200Ω
シングルエンドライン:100Ω
USB伝送方式:非同期伝送
USB対応:Windows 7/8 /8.1/10/11、Mac OSX、Linux
ビット:USB:1bit、16~32bit 光/同軸:1bit、16~24bit
サンプルレート:
USB/I2S: PCM44.1~768kHz DSD2.8224〜22.5792MHz
光/同軸: PCM44.1~192kHz
消費電力:5W
待機時消費電力:0.5W
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