Ver.4.1 の ユニット (W3-881sjf) 変更 [ATL-Speaker]
2014/09/11
Ver.4.1 の ユニット (W3-881sjf) 変更
穴径&ビス位置より、TangBandの数種類のユニットからの選択肢しかなく、その中よりW3-881sjf を選んだ。
W3-881sjf W3−582SC
W3-881sjf とW3−582SCの形状は略同じで、マグネットシールドを取ったことと、フランジ形状以外見た目に違いはない。振動版は、双方とも同じポリプロピレンコーンに見える。
シールドを取ったことで磁力線の出来方が変わり、能率が上がったのではないかと推測される。
個人的には、磁力線をシールド内に押し込めるより自然に出来たままが良いと考えている。又、磁力線が外部に漏れても液晶TV等には影響しないので問題視してない。
W3-881sjf の周波数レンジは、低域が100Hzまで、高域が20000Hzまで素直に伸びていて2db能率が高い。
このことが音的にどの様に影響するかが楽しみである。
購入価格は、2,280×2+760(送料)=5,320円で比較的リーズナブルであった。
W-881sjf 周波数特性(TangBand)
W3−811sjfの周波数特性は、100~20000Hzまでフラットで8cmフルレンジの理想に近い。
シミュレーション
W3−582SCをテーパー状の共鳴管(ATL-Speaker)に入れた場合のシミュレーションを行った。
言い忘れたが、このシミュレーションは低中域のみを見ている。小生のエンクロージャー作りは、ここにターゲットを絞っている。
シミュレーションは、お世話になっている "自作スピーカー設計プログラム" を借用させて戴いた。
W3−881sjf、共鳴管長115cm、r1=7、r2=5cm
前回のミスを踏まえて管長を115cmとしてシミュレートしてみた。この周波数特性でも、調整で W3−582SC と略同じ低域特性を目指してみたい。
60Hz~200Hzのたわみは気になるが実測がどうなるかが楽しみである。
測 定
先ずは、シミュレーションとの整合性であるが、欲目で見て比較的似ているのでは???
シミュレーションで60Hz~200Hzのたわみと書いたが、実測でも似たような波形が出ている。
このシミュレーションと実測結果は、共鳴管の形状からしても妥当な結果であり、これからもお世話になりたいソフトである。
FFTの周波数特性を見るとW3-881sjf とW3−582SCは殆ど変わらない、しかし音を聞くと双方のユニットは大違いであることから、FFTが何を示しているのかを把握できていない・・・
スイープで測定しているため、立ち上りの微小波形が測定できず音が変わって聞こえるのでは等々???
低域再生下限の誤差
前回のBlogでは、管長の長さの取り違いで低域再生が伸びているのではと書いたが、それを考慮しても計算と実測値とが合わず説明が付かない???
ATLを4作つくりその実測値より、、テーパー付き共鳴管の最低周波数限界は、管長から計算される1/4λより-20Hzぐらいが低域再生下限域のようである。
Ver.2(10cm・1.4m)では41Hz、Ver.3.2(12.5cm・1.5m)では37Hzぐらい、今回のVer.4.2(8cm1.15m)は55Hzぐらいが下限域のようである。
1/4λからの計算よりもシミュレーションの方が、低域再生限界に近似しているように思える。
この現象について詳しい方が居られれば、教えて戴ければ幸いです。
Ver.4.1 +W3-881sjf の 試聴は、次回Blogで・・・・
参考Blog
Acoustic transmission line(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Acoustic_transmission_line
自作スピーカー設計プログラム
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/index.htm
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