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Alpair5v3をVer.4.1で試聴 [ATL-Speaker]

2019/07/10

Alpair5v3をVer.4.1で試聴

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Alpair5v3


フィディリティムサウンドさんを訪問
フィディリティムサウンドさんに10ヶ月ぶりに友人と2人でお邪魔しました。
この友人にAlpair5v3とATL(Acoustic Transmission Line)の組合せがベストマッチングではないかと言われ、試聴の為にエンクロージャー(Ver.4.1)持参での訪問となりました。
その根拠としては、ユニットとエンクロージャー双方がコーン紙に掛かる余計な力を極力少なくした自由度の高い構造をしているとのこと・・・
方向性は同一ですが、結果が吉と出るか凶と出るか半信半疑での訪問でした。

そんな我われを社長さんは心良く迎えてくれました。



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Alpair5v3&Ver.4.1(中央灰色)

試 聴
早速、Ver.4.1にAlpair5v3を付け試聴に入りました。
取付けたユニットは充分にエージングの掛かったユニットで、初っ端から素晴らしい音!
音質はエッジの立った分解能の高い音で綺麗な余韻が残る、空間表現力が素晴しく音の前後感が上手く表現できる。
Alpair5v3はハイコンプライアンスの頂点を極めた小型フルレンジユニットで、背圧の非常に少ない箱で鳴らすと驚くようなハイパフォーマンスを示す。

Ver.4.1はAlpair5v3で最適化されていないが、この音が出るとはビックリ!!!

当初、Alpair5v3の振動板面積に対してVer.4.1では大きすぎるのではと考えていたがユニットのストロークが長いことが効いてか充分な低域を出せたようだ。
低域に関しては、聴感上音楽を聴くには必要充分であり、軽く素直な低域が出る。

印象に残ったのは、Miles Davis(My funny valentine)出だしのセクションで、本当に鳥肌がたった。

 ユニットの世界も天才は突然出現するものです!!



Alpair5v3の特徴
Alpair5v3はダンパーレス構造で、可動部(軽量コーン+ボビン+ボイスコイル)をエッジのみで支える先端構造を採用している。又ボイスコイルにはレクタンギュラー(断面が長方形)を用いた超ハイコンプライアンス仕様となっている。


Alpair5v3 の仕様&T/Sパラメータ
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FFT測定  
新品のAlpair5v3を持ち帰り、数日のエージングをおこない測定。
        
Alpair5v3 Ver.4.1  4.png
Alpair5v3 & Ver.4.1

測定では、120Hzより上はほぼマークオーデイオの発表値と同じであった。
エンクロージャーの効果が出ているのは80〜120Hzの帯域で比較的フラットな特性が出ている、この部分が音楽性に大きく影響する。
それ以下は、だら下がりであるが60Hzまで何とか頑張っている。このだら下がり特性は共鳴管・ATLでは珍しいことで、設計時に考える余地が残されている。
結果として80〜20000Hz ±4dbと読めるので脅威的にフラットなデータである。

8cm フルレンジとしては、チャンピオンデータに近いものが出てしまったが、音質とは直接関係はないと考えて貰うのが妥当であろう。何故かと言うとスイープ25sec. 1/3db octで測定したものでピークは平均化されてしまうのでこの様なFFTの結果となっている、又、音の立ち上りはコンピュータのFFTではレスポンスが悪いので、ハードのFFTが必要であるがそれでも充分早いと言えない。

 と言いつつ、聴感上の音質も良し・データも良しでは???

 Alpair5v3を手にして、浮き浮きの日々が続いている・・・


     Bye



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