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Alpair12pw&Ver.6.1 (ATL共鳴管)の調整/試聴 [ATL-Speaker]

2018/11/20

Alpair12pw&Ver.6.1 (ATL共鳴管)の調整/試聴

Alpair12pwを購入し3ヶ月エージングも終了したので、FFT測定とプチ試聴をした。


Alpair12pw後開口6cm 上開口10cm .png
Alpair12pw+TW4Silk & Ver.6.1(ATL共鳴管)のFFT

周波数特性
Alpair12pw+TW4Silkを8KHzで6dbカットが非常によくマッチンングするようで大満足!

当初気にかかっていた下膨れ(30〜60Hzが+5db)であるが、ポジション調整・背後開口部の調整で聴感上では大分軽減された。
本質的改善まで至っていないが、ここを平らにすると80〜200Hzの落ち込みが大きくなるので、対策を思案中である。

周波数特性は、30Hzから20KHzまで設計通りに順当に出ているので、まあ合格?



変更点
Alpair12pは若干高域が強かったので、ケーブルを純度の低い銅線を敢えて使用した。
Alpair12pwでは、ユニット特性にあわせた内部配線とスピーカーケーブル(BELDEN 8470)に変更し中高域特性の改善を図ってみた。 
音質的変化は、目を見張るものがあり音の立ち上がりが全帯域で全く変わった!

次にスピーカーの位置調整・周辺のスピーカー等も位置変更・背面にある調節口の変更を行い、ある程度の音質調整を行った。



プチ試聴
Miles Davis My Funny Valentine
出だしの軽く吹き抜けるような軽やかで甘い立ち上がり、徐々にMiles の本性が分かるような吹き方、ベース低域の伸びと音場感・・・一人満足!

Telemann: Tafelmusik [Disc 2]Pieter-Jan Belder: Musica Amphion
音源の位置関係がよく分かり、明快でエッジが立った素晴らしい録音である。
中高域中心の録音であるが、10人程度の室内楽でどの楽器も鮮明に録音されている。
このCDは、中高域の素性を知るテースティング用である。
当初から心配していたAlpair12pwの中高域であるが、レスポンスも非常に良好であった。

Pomp & Pipes! Dallas Wind Symphony
このCDの録音技術は超一流で超低域から高域までのダイナミックレンジはビックリであるが、低音の出ないシステムでは全く意味のない一枚である。
特に2曲目と9曲目は圧巻であるが、前スピーカーでは再生不能部があったが、今回は問題なく再生できた。
Alpair12pw&Ver.6.1が30Hz迄伸びているのも伊達ではない。



雑 感
Alpair12pwは、ストロークを長く取り低域を伸ばすことと比較的軽い紙コーンを使った、フルレンジ化したウーハーと考えている。FFT測定でもその結果が反映された特性で設計思想?と一致する。
このスピーカーの低域の伸びは素晴らしいものがあり、今迄聴こえなかった音があることに気付く。
Alpair12pwの高域(8kHz以上)は若干苦しいが、TW4Silkと組み合わせれば全く問題ない。又、紙コーンの良いところで微小入力にも良く反応する。

音質は共鳴管の特徴的なもので、全帯域で躍動的で軽やかな癖のない音である。
特に低域は大型ウーハー並の周波数特性を出し、このユニットの実行振動面積から考えられない軽く豊かな低域再生が可能となる。


 ・・・と一人ニンマリする爺であった・・・


              Bye!

      



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yam

輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
by yam (2019-01-01 13:58) 

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