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Alpair12p&Ver.6.1へ設計変更 [ATL-Speaker]

2017/11/21

Alpair12p&Ver.6.1へ設計変更


設計変更
前回の設計で音道を2.4mのATL(Acoustic Transmission Line)を作ると4×8(シノハチ)が2枚必要で、板の有効利用から若干の設計変更をした。
今回ATL音道を約2.5mとすることで計算上では1/4λが34Hzとなるが、実際は何処まで引っ張れるかは判らない。
共鳴管の太さも実行振動面積の3.5倍から3.8倍とし、Uターン部分も少し太くしたが Fig.2の断面積のグラフでも、エクスポネンシャルの絞りを変更したため前回と余り変わりない。
Alpair12p使用で高域不足も考えられ一応ツィーターを付けたが、ダミーとなるかも・・・
基本設計はATLであるが、形状はグニャっと曲がったU管の共鳴管と略同じである。
真似した訳でないが、Uターン部はBose Wave Sound Touchの共鳴管に似てしまった。
頭が痛いのは、今迄設計したATL-Speakerでは最大となり120×32×41cmで制作は相当大変になりそうである。
底部の曲線部分は、3mmの曲げ合板を積層させ作る。



スクリーンショット 2017-11-21 18.55.19.png
Fig.1(Ver.6.1)



スクリーンショット 2017-11-21 18.56.42.png
Fig.2



部 品 表
スクリーンショット 2017-11-21 18.57.22.png
板材:フィンランドバーチー 244x122cm 18mm厚



4×8の板取
スクリーンショット 2017-11-20 21.48.22.png


スクリーンショット 2017-11-21 12.21.41.png
(訂正)スピーカーの穴位置変更、φ18.6cm(MarkAudio図面)からφ18.4cm(実測)に変更してください。


完成を夢みて楽しいお絵描きであったが、これからの実作業を考えると小生の肉体改造が必要となる。

  晩酌は止め規則正しい生活を送ろう!  

    なんちゃって 今日は最後の一杯を・・・??


スピーカー設計は妥協の産物と考え、小生の妄想でワガママな絵を描いてみた。

   こんな形状無いよな!!!




板材の購入・カットは今回も米屋木材店にお願いした。

加 工
米屋材木店
http://yoneyazaimokuten.com/







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Alpair12p&Ver.6の設計 [ATL-Speaker]

2017/11/11

Alpair12p&Ver.6の設計

スクリーンショット 2017-11-10 15.22.07.png
Fig.1



Ver.6 section.png
Fig.2



概 略
Alpair12pでATL(Acoustic Transmission Line) Speakerを設計した。
音道を約2.4mとし35Hz以下を狙った設計をしてみたい。
ここで問題となりそうなのがAlpair12pの駆動力で充分なロードを掛けられるかで、その為には極力ロスの少ない設計が必要となりそうである。
前回までは、シミュレーションPGで当たりを付けたが、これは飽くまで理想的な共鳴管(音道は円形・折曲げなしの管)を想定した話で、現実の音道は四角形で180度ターンで不連続となるので一捻りが必要と考えられる。
そこで180度ターン部をナス型フラスコのような涙滴コルベン型で考えた。

結果として、基本はATLであるがFig.1の様な共鳴管の奇形と成ってしまった。



設 計
1) 共鳴管断面積と共鳴管長の検討
Ver.3(Alpair10p)のシミュレーションPGでは、チューブ断面積(スピーカー背面)を実効振動面積の3.8倍・チューブ長1.6mで50Hz迄フラットと成った。
実機のFFT測定でも粗同じ結果で、聴感上も違和感なく充二分な共鳴が得られた。

経験則(いい加減な山勘)からAlpair12pの実効振動面積の3.5倍とし、チューブ長約2.4mとした。又共鳴効率を上げる為エクスポネンシャルの絞りも弱くした。


2) 共鳴管容積の検討
共鳴管内の容積も重要なパラメーターと考えているがデータがなく、どの程度にして良いか解らない。
容積=断面積×長さであるから 1)と同義であるが、共鳴管の容積が大きすぎると空振り現象が起こると考えられるので、背面出口板を可変させてカット&トライで追い込みたい。


3)ATL(Acoustic Transmission Line)speakerでの大枠
a) Fig.1のAに対してエクスポネンシャルでB部分まで絞った。

b) Fig.2はVer.6の断面積のグラフであるが、ターン部(B・C・D)はエクスポネンシャル曲線から遠く離れ相当に太くなってしまった。
この形状は、Ver.3での予備実験から涙滴コルベン型とすることで音質・低域の滑らかさ・響(箱鳴?)が良くこの形状を採用した。

c) Fig.1のD・E・Fもエクスポネンシャルで絞るつもりであるが・・・


4) その他
共鳴管の出口を上面に設けると、部屋の壁&天井等の定在波(低域)の影響を受けやすくなるので、不確定要素が増え諸々の微調整が必要と考えられる。


   Bye!!


追 記
実際に板取に入ると、4x8(122x244cm)が2枚必要で板を有効活用するには、高さを5cm増やして120cmが良いのではと・・・
急遽変更を行いVer.6.1を設計した。


追 記2
Transmission Line Simulatorを見つけた。
このPGでは、チューブ断面積(スピーカー背面)を実効振動半径の2.2倍としている。




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