ATL Ver.3.2 for Alpair10 MAOPの板取と設計変更 [ATL-Speaker]
2012/9/29
Alpair10 MAOPの板取と設計変更
最初の設計では、板取がロシアンパーチ4×8(シハチ)一枚では収まらない事が分かり、再設計に時間を浪費してしまった。
楽しい浪費であるが、そろそろユニットが届いてしまうのではと焦りつつ再設計と板取を考えた。
シミュレーションと現物は、理想的にはいかないのが世の常であるが、マァ人間関係にも似てこんなところにも出てくる・・・
ポンチ絵より、ロシアンパーチ4×8(シハチ)の板取りでギリギリに取ってみた。余っている様に見えるが実際は、ノコの刃厚も含めるとギリギリとなる。
前回の設計でA管部と底部dのウレタン厚を2.0cmとしたため、板取もそれに添って書いてみた。
板 取
ザグリの変更
φ14.0~φ16.2ザグリ0.6 → φ14.0~φ16.6ザグリ0.6 に変更します。
パーツリスト
ATL Ver.3.2 for Alpair10 MAOP
設計変更
下記のシミュレーションを行った。
Ver.3.0 R1=11.0cm R2=5.6cm
Ver.3.1 R1=10.5cm R2=5.6cm
Ver.3.2 R1=10.5cm R2=6.0cm
結果は、Ver.3.2が板取との整合性もあり、結果も良好であることから選択に至った。
このことで、殆どのパラメータが変わってきて全変更となってしまった。
形も色も似たり寄ったりであるが、内部は僅かにスリムになり、結果は略同じである。
Simulation data
Simulation Graph
シミュレーションでは、吸音材を多めとすると低域の減衰は大きいが、吸音材の増減で最低域部の調節が可能のようである。
Ver.3.2の設計
シミュレーションより得たR1(断面積346c㎡)とR2(断面積113c㎡)から、Exponential curve の常数を変えて合わせ込む。
次に、実際の共鳴管の断面積に近似出来る断面積に合わせ込んだ。
Fitting of numeric data
ATL-speaker Ver.3.2 cross section graph
ATL-Speaker Ver.3.2 の仕様
板 材 ロシアンパーチ(18mm厚)
サイズ 幅22.1cm
奥行き26.4cm
高さ:100cm
内 寸 幅18.5cm
a=18.7cm, b=14.7cm, c= 9.1cm, d= 8.9cm,
e=7.8cm, f=6.1cm
出口開口 12.5 ×9.0cm
目標最低域 50Hzまでフラット
使用可能ユニット Alpair10 MAOP, Alpair10, Alpair10Gen2
最終的には、作りながら僅かな仕様変更・並びに素材の変更は出ると思っている。
加 工
米屋材木店
http://yoneyazaimokuten.com/
参考Blog
Acoustic transmission line(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Acoustic_transmission_line
自作スピーカー設計プログラム
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/index.htm
私のブログにご訪問、nice!ありがとうございます。
by さらまわし (2012-10-20 13:49)
さらまわし さん
美しい写真と伴に、気持ちの安らぐ音楽付きのブログ拝見しました。
わんちゃん 可愛いですね、私も犬との生活をしています。
またお邪魔しますので宜しく
by Sasha (2012-10-20 13:58)
はじめまして♪
ご訪問&nice有難うございましたm(__)m
難しそうな・・・・(^^ゞ
音に纏わるすべての物は大好きです(*^^)v
by DON (2012-10-20 21:13)
Donさん
人生が楽しくなるBlog拝見しました。
いろいろな事に興味があるようで羨ましいです。
私は音キチですが、良かったらまた遊びに来てください。
またお邪魔します!
by Sasha (2012-10-21 09:40)