オ−ディオDAC Ⅰ [MacMini]
2011/2/8
DAC(Digital Analog Converter) の比較
PCオーディオと一口に言っても色々あると思われるが・・・
Fostex製 HP-A3内のDAC+OPアンプを使用して、既存(BD ・CDプレーヤー)のものとの音の違いがあるのかをTestした。
製品が届くと、現物は思っていたより小さい。
後面にはMade in Japanの懐かしい文字がある。中を開けると要所部品(DAC等)も国産品が多く、OPアンプなども厳選されたアナログ部品を使っている一寸安心。
FOSTEX HP-A3 32bit DAC
構 成
配 線
このHP-A3は、ヘッドフォン用として開発されたものであるが、へそ曲がりの小生は、本来の使用目的から外れた構成をしてみた。
① BD(ブルーレイ ディスク)レコーダーの光デジタルケーブル(音声用)出力
② HP-A3の光デジタルケーブルに入力
③ HP-A3のアナログ出力を真空管アンプに接続、スピーカーに繋いだ。
こうすればBDプレーヤーでBD・DVD・CDの光デジタル出力もできDACとOPアンプのTestが出来る、因みにBD レコーダーは、ソニーのBDZ-RX105を使用している。
光デジタルケーブル
光デジタルケーブルに依る音の変化はあるのか?
ネットを調べてみると諸説があるが、デジタルだから変化は無いのでは・・・
しかし、よくよく考えてみると光ケーブルは、接合面の信号損失が一番大きいわけであるから、出入り口が綺麗に処理されていれば問題ないと考えた。
ネット等では安いケーブルは駄目であったと書かれているものもあるが、運よく接合面が綺麗な場合全く問題ないかも知れない・・・
と言う事で今回は入門者向けの、Amazonベーシック TOS-Link(トスリンク) デジタルオーディオ オプティカルケーブル (1.8m) ¥516 の超格安品を使ってみた。
50cm程度の短いケーブルが理想であるが、1.8mでも光ケーブル内での伝送ロスは殆んど無いので善しとした。
光デジタルケーブル
もう少しアップで取りたかったが、小生のカメラではこれが限界。
光デジタルケーブル先端
先端部をPhotoshop Elementsで切取り拡大してみた。
先端のファイバー部は、肉眼で見ても少し飛び出ていて表面張力のような丸みがある、レンズ効果を持たしてあるのかも?
電 源
HP-A3の電源はUSBにより供給される為、PC又はUSB電源に相当するものが必要となる。
USBは(5V,500mA×2)の電源を買って直接繋いだ。
電源の型式は、PLANEX 2ポート急速充電 DSi 対応USB ACアダプタ PL-WUCHG01-B ¥880 これも格安品である。
と言っても、HP-A3は内部にPLL専用電源を搭載し、電源を再生成して安定化している。
後日タダのUSB端子を見つけた、BD レコーダーのフロントパネル内に付属端子が在ったのだ・・・ ムカ〜〜
USB電源
音出し
先ずは構成の通り結線を行い、音だしをおこなった。
CD・TVの音は出たが、HD録画・BD・DVDの音がでない。
ネットを調べること10分、どうもDOLBY変換はHP-A3では出来ないようである。
HP-A3の緑のインジケーター(LOCK)が点灯しないと信号との同期が取れていない。
BD レコーダーの音声設定を、DOLBYからPCM に変更して音はでた。
それにしても、POWERとLOCKのLEDは眩しい。
視 聴
DAC +OPアンプの忠実な変換は素晴らしいものがある。
BD 視聴では、音の違いは歴然としており低域の分離は素晴らしく押し出しも良い。
今までに無かった雰囲気があり、音に厚みがある。
スワン系スピーカーの特徴である定位と臨場感は、相変わらず素晴らしい。
立ち上がりも改善され、エッジの効いた輪郭鮮明な音が聴ける。又BDの再生音から情報量が多いのにも驚嘆した。
以前から感じてはいたが、情報量の違いによって、音も相当に変化するようである。又、録画モードを変えてDRとSDでの視聴すると、映像以上に音の違いを感じる。
私感であるが、DVDとBDの製品版を比較すると、やはりBDの方がダイナミックレンジも広く音が良いと感じる昨今である・・・
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