トールボーイスワンの再塗装 [トールボーイスワン]
2010-06-30
トールボーイスワンの再塗装
塗装に関しては、苦戦を強いられているが、トールボーイスワンの再塗装を試みた。
構 想
① 前回の水性二スを全て剥がす。
② 赤系の水性ステインで塗り、元のレッドよりも僅かに濃い色とする。(現在の水性二スはレッドであるが、下地の関係で殆んどマホガニー色に見える)
③ 仕上げは、車用のコンパウンドで行ない光沢仕上げとしたい。
① ペイントの除去
アサヒペンの環境対応型のペンキ落としを使用した。(それでもある程度の臭いは覚悟しなければならない)
a. 水色のジェルを万遍なく厚めに塗り15分程度待つ。
b. ジェルと塗料が化学反応を起して軟化して気泡が出てくるので、このジェルと水性ニスの化合物を金ヘラで除去した。
c. 一度で取れない部分は、再度ジェルを塗り除去作業が必要となる。
d. 最後に水で綺麗に拭き取り、乾燥させれば終了である。
除去の結果と対策
*水性二ス除去後も、素材に浸透してしまった水性二スの顔料?が残った。
a. ラワンの特性として、浸透し易い部分と浸透し難い部分があるので、その部分が斑(マダラ)になる原因のようである。 半透明のニスの場合、表面を何回塗っても斑の部分の修復は出来なかったのはこの為である。
b. 今回は二度目の塗装なので、200番の紙やすりでサンダーを軽く掛けた。表面はスズメバチの巣のような感じ。
表面の修復作業
修復は、パテとトノ粉で行なった。
a. 先ずパテにトノ粉を混ぜ色合わせを行なう。
b. パテを欠落部分、或いは穴に塗りこむ。
c. 200番の紙やすりで、その部分のサンダーを掛け表面を平らにする。
② 水性ステイン塗り
塗りTEST
プチ結果を見る為に板の切れ端で実験してみた。水性ステインの浸透性は良かったが、水性二スが残った部分だけは、色が異なることが解った。又板の固い部分もムラになり易い。
この結果より、水性ステインは水性二スが残った色と同色、又はそれ以上に濃い色が良いようである。ある程度ごまかせる色と言う意味。 *水性ステイン&水性二スの上塗りで行くこととして、色見本を作ってみた。
調 合
先ずは水で表面を濡らして、調合した水性ステインを刷毛で薄めに塗りこんでみた。
二度目の塗りは、完全に乾いてから行なうのが良い。
因みに水性ステインの調合比率は、レッド90%とマホガニー10%とした。
この段階では、まっかっか空の雲?? ピンク色ぽい赤である。
自己満ドス Très très bien!!
やっと水性ステイン塗りが終わり、下地が出来た ウッシシ・・・
③ 水性二ス塗り
ここで憎き? 水性二スの再登場である。
a. 光沢が出るまで数回塗り込む。
刷毛(はけ)目は出るが万遍なく均一に塗る。
左側水性ステインのみ、右側水性ニスの厚塗り。
b. 平面部は400番の紙ヤスリでサンダー掛けを行なった。又細部は手作業で刷毛目・溜まり等を取り除いた。
表面を平にする作業であり必要以上にヤスリを架けない、下地までヤスッテしまっては元も子も無くなる。
最終工程のヤスリ掛けは凹凸をなくす作業は、市販の硬質スポンジに紙やすりを巻きつけ行なった。
表面は、右下のように全面が粉を噴いた曇りガラス状態になる。
粉は雑巾等で拭い取る。
c. 塗りの仕上げも、同じ水性二スで行なった。
ここでは、刷毛は使わずに布(ウエス)を使った。
まず布を濡らしておき、水性ニスを付け丁寧に極薄に塗る。
水を表面に塗る要領である。
*側に水を用意しておいて失敗した場合は、すぐ落として乾かし再チャレンジする。
d. 結果は、僅かに曇っているが 表面はツルツル光沢を発する。
これで、ホボ完成状態となるが、1日置き表面を硬化させる。
④コンパウンド仕上げ
表面状態を確認の上、車用コンパウンド掛けを行なえば終了である。
小生の目は老眼なので、少々の傷・塗りムラは見えないのダ!!
ラッキー・・・?
なんともジジイには疲れる仕事だ!!
オラも そろそろ コテッと → 寝るか・・・
Bye-bye
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