初めての6BM8超三結 Ver.1 [真空管アンプ]
2008-10-19
2SC1775A&6BM8 Ver.1
寂しい侘しい、嫁いでしまったTU895の後継機はと考えつつ夜な夜なネットを見ていると超三結、なんだ これ脱腸か腸捻転かなどと良からぬ創造をめぐらす毎日、”超三結”あっちにもこっちにも出るは出るは、アンプの本にも載っている。小生の情報量不足を反省やっと行き着いたのが元祖上條氏、小生6BM8しか知らないのでこのアンプの超三結を探す、ホー1号機にそれらしいアンプがあった。このホームページ歴史を感じるう〜 中には6BM8の製作記事もあり男は黙って図面を借用!
部品の調達、更に超三結を作る前段階での板金図面を書く日が続いた。
*電気図面に関しては、上條氏のホームページを参照して下さい。
板金上に部品を仮配置した状態
使用した部品
試行錯誤
ようやく部品も揃い板金も調達でき、始動したのが計画をしてから3カ月もたっていました。行動力のなさに反省しきり、やっと音が出たのは4月の中旬でした。初回の火入れでは上條様の書キコを無視し回路のチェックを怠り部品を破損してしまいました、バージンでなくなった超三結6BM8を再度チェック、ダイオード・トランジスタを交換後再始動しました。小生の場合は一部がシャーシに短絡していました。セメント抵抗(2kΩ/5W)の両端を70V(10分程度待つ、真空管のヒータが温まる?真空が良くなるの?)とし調整を終了、SPに繋ぎました、SWをONし待つこと10秒、音が出たではあーりませんか!!
試 聴
ここから先は超三結を創られ感動日記を書かれた先人の方とほぼ同じ感想となりますが、私感と偏見に満ちたアンプ評価を小生なりにしますと、凄い・怖い・デカイ・美味い・嬉しいいい加減にしろ!てとこかな。
6BM8&2SC1775A 中身は殆ど何もない、シャーシ塗装は大失敗した
問題点と反省点
充分な評価も出来ないまま問題が発生しました、何回か電源のon/offを繰り返しているうちに2kΩの可変抵抗が焼けてしまう現象が数回起こりました、対策として、電源の端子を220V(B電源で300V以上あった)から200V(B電源で260Vとなる)に変更しました。電気回路は殆ど判りませんが結果OKとなりました。他の超三の回路図を見ていますと可変抵抗間、セメント抵抗間に保護コンデンサーが入っていました。
最初はいい音であると思いこんでいましたが、聞き込んでくると出力トランスの高域が耳障りとなって来ました、出力トランスをオゴッテって高級品としたところ這い上がりの音となり、超三結で皆さんが言われている低音の伸びが感じません。価格じゃない、素材じゃない、電気特性じゃない、新製品じゃないと反省ザル。
対 策
ネット上にストッピングダイオード追加は、小出力のトランスには有効であると書いてありましたので実験してみました。
先ずはストッピングダイオードをB電源より真空管側と、出力トランス側に追加しました。
音の変化としては、以前よりも低域に厚みを感じるようになりました。又、低域の入力が大きい時、引っかかるような部分がありましたが、この部分も解消されました。
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