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Alpair7v3 MAOP をATLで聴く [ATL-Speaker]

2013/12/23

Alpair7v3 MAOP をATLで聴く
DSC00388.png

Alpair7v3 MAOPの概要
(1) マグネット
Alpair7v3と同等のものが付けられているが、二分割されておらず単体のマグネットに変更されている。
(2) フレーム
Alpairお得意の樹脂フレームで、Alpair7と全く同じと考えられる。
アクセサリー用のフロントカバーは白・黒の2種類が付いてくる。
(3) エッジ&ダンパー
エッジ&ダンパーはAlpair7と同じで、非常に柔らかくハイコンプライアンス化される。コーンのストロークが取れる設計となっており充分な低域の伸びと、3D効果が期待出来る。
(4) 振動板
振動板は、MAOP(Micro-Arc Oxidation Process)の表面処理がされている。
処理方法は、Alpair10 MAOPと全く同じようだ。
(5) データーシート
Alpair7v3MAOPのユニットは、データーシートを単体毎に取り、ペアリングがなされている。
Alpair7とのデーターシートの比較をすると、Moが僅かに大きいため制動が利きにくい感じがするが・・・



DSC00384.png

試 聴
初試聴は何ともいえない酷い音であるが、暫く聞き込むと突然変わってくるのがMarkaudio ユニットの特徴である。
Alpair7v3が絶好調のところからの置換えで、その落差にがっくり!
MAOPの低域は硬く詰った出方、まだエッジ&ダンパーが馴染んでいない様子でコーン自体の動きに、ぎこちなさを感じる。
高域は綺麗に伸びており、ここがAlpair7v3と最も違うところでもある。まだ素性は掴めないが、MAOPのほうが骨太で中低域が厚く感じられる。

経時変化を待つこと2ヶ月、細部の情報量が増え低域も充実して満足出来る音となった。
小生所有の映画(BD・DVD)の中には、可聴帯域外の低域が収録されている物も多く、フラットでは無いが体感的に低域の震えを味わえている。
計算上の周波数特性からすると、1.3mのATL共鳴管の共振周波数(λ/4)が65HzぐらいでありFFTで確認した40Hz前後迄周波数が伸びることは考えにくいのであるが・・・
Alpair全般に言えることかもしれないが、低域が伸びていることでクラッシックとのマッチングが良く、包み込むような低域の中で、輪郭鮮明で且つ柔らかい中高域が空間から放出される。 
他のユニットと比較するとAlpair独特の世界であり、より自然さを感じる。

このユニットの弱点をあげると、ハイコンプライアンス化の弊害か・・・、音だしから15分ぐらいしないと安定しない。
他方、ATL-speakerの弱点は、箱の塗装・吸音材・湿度等に非常に敏感で、変更の度に音が変化して、音が安定する迄数日必要である。

  小生にとってAlpair7v3 MAOPは、現時点で一番のユニットかもしれない・・・



参考ホームページ
MarkAudiothttp://www.markaudio.com/




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karesusuki

ご訪問していただきそしてnice!
もありがとうございます。


by karesusuki (2013-12-23 12:52) 

Sasha

karesusuki 様
ハンドメイドの商品って、味があって良いですね!
又、お邪魔します。
by Sasha (2013-12-23 14:06) 

youzi

今年1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください(*^_^*)
by youzi (2013-12-31 22:18) 

yo

新年明けましておめでとうございます。
今年も記事を楽しみにしています。
今年も宜しくお願い致します。
by yo (2014-01-01 11:15) 

CountryBoy

明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します。
by CountryBoy (2014-01-03 18:54) 

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