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TU894 [真空管アンプ]

2008-10-18
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TU894
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TU894との出会い
私が6BM8を知ったのは6年前、近所のオイルショップに出かけ待合室のイーケイジャパン社の真空管ステレオアンプ TU894を聞いたことに始まります。
そのオイルショップではJBLをTU894でドライブしていましたが、これがもの凄くいい音をしているのです。JBLの図体に比べ不釣合いなこの2万円弱のシングルアンプは6BM8を2本使ったマッシブ(言い換えればズングリムックリ?)なアンプで、ここからこんな音が出るとは信じられなかった(今思えば故長岡鉄男先生が紙面上で絶賛されていたことを思い出しました、当時小生もアンプはトランジスタと偏見を持っていた為、先生も何故にいま真空管かと思っていました)。オイルショップのおやじもそれが自慢らしく誇らしげに自分のシステムを紹介し始めました。小生の心の中で寝た子を起こすかのような夢中にさせる音、20年以上もオーディオを捨ててきてきた人生も、50にしてエネルギーを貰い青春真っ只中のあの時を思い起こさずにはいられませんでした。そんなこんなで小生の真空管アンプの旅が始まりました。

キットの作成
当初TU894の購入を考えましたが販売終了とのこと仕方なく後継機と呼ばれるキットを購入しました。小生のように電気回路がわからず、初めて真空管アンプを作る場合はキットがベターです。手引書を見ると大変良く書かれていますし、部品集めも必要ない、又板金加工がないのは何より助かります。基盤も出来ていてほとんど半田ごても使わずにプラモデル感覚で作ることが出来ます。
又、真空管アンプが、どの様な構成で出来ているかを学習できます。
注意)高圧部分がありますので感電には十分注意してください、又半田ごてでの火傷にも注意しましょう。
早速そのキットを作り前述のオイルショップに出掛けましたがゼンゼン音が違うアカン、TU894の全体的に野太い低音がありませんでした、オイルショップのおやじも呆れ顔、犬(おやじ)も食わない。小生の安直な考えで真空管のみが同じならば、電源も出力も回路も違う後継機から同じ音が出ると考えたのが・・・、初回の真空管アンプ選びは完全に失敗に終わりました、それでも自宅のMOSFETのトランジスタアンプに比べれば気の休まる音(単なる偏見と製作者のマスターブ?)がしておりトランジスタアンプは即お払い箱となり現在ではTVの置き台と化しております。しかし何とかしてあの音を自宅で聞きたい・・・、あるときヤフオクを見ていますと出ているではありませんか憧れのTU894早速落札、自宅のスワン(故長岡鉄男先生設計のスピーカー)をドライブし自己満の日々が続いておりました。
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アープ

真空管アンプの製作にあたり 参考にさせて頂きました ありがとうございました きれいなシャーシ加工ですね スピーカーも あこがれの スワンですね うらやましいです わたしも いつかは スワンで超三をならしてみたいです ありがとうございました
by アープ (2009-09-13 23:32) 

hiho

アンプ作りに関しては、素人で出来は保障できません。しかしながら、超三結回路は諸先輩の努力とアイデアの積み重ねが結実したもです、又真空管アンプの音では、傑出した音と感じております。
スワン&FE88ES-Rの組合せにしたのは最近のことですが、フルレンジ1発の音では最高と自負しております。又超三結アンプとの相性もよく、空間表現力は最高です。
小生、長年このスワンを愛用しておりますが、不満を感じたことはありませんし、ユニット・アンプ等の交換をした時その特性を引きだすのに最高の箱と思います。
又遊びに来てください。
by hiho (2009-11-18 14:58) 

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