DENON PMA-50の試聴 [その他]
2015/06/19
DENON PMA-50の試聴
英国のCSR社で作られたDDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)は、いま最注目のデジタルアンプ技術である。
この技術を使ったDENONのPMA-50を試聴してみた。
プチ試聴
いきなり、ハイレゾ対応アンプを持ち込んでど~する???
細かい技術は全く分からないが、DDFAチップを中心に一枚の基板上で可能な限りのデジタル処理を行う優れものである。
このアンプの使用方法としては、コンピュータ或いは携帯に繋ぐのが一般的であろう。
ならば、小生のMac Miniに繋ぎAudirvanaでDDFAの音を味わってみよう。
DDFAはコテコテのNFBを利用したデジタルアンプであるが、音を聴くとNFBが掛かっていることを微塵も感じさせない。
D級アンプで25W(8Ω)と石のアンプでは非力ではあるが、普段、超非弱な3.5Wの真空管アンプを聞いている小生としては、このパワーで充二分と感じる。
なるほど繊細で緻密、3D効果も含め素晴らし音を聴かせる。
素晴らしいが・・・
一寸、中低域に???
何が悪いのか判らないので、測定してみた。
振動対策
測定は、小生のシステム全体の測定であり、アンプ単体ではない。
小生の住んでいる、床・壁・ラック・PMA-50の筐体等の振動と考えて、古典的方法であるがPMA-50の上に鉛を2kg×4本を載せてみた。
勿論、PMA-50単体で振動の無い所で測定すれば素晴らしい特性を示すであろう!
PMA-50ウエイトなし PMA-50ウエイト8Kg
SV-2A3
FFT測定では、ウエイトを乗せても降ろしても変化はみられないSV-2A3の特性も粗同じであった。
しかし試聴では、ウエイトレスだと何処と無くメリハリがない、又SV-2A3の音とも違う。
再試聴
ウエイト8Kgを乗せ再試聴、埋もれていた音が聞こえ一音々々の輪郭がハッキリとする。
中低域も充実して音がピラミッド状となる、そのため高域の鮮度も上がり、奥行き・広がりも増す。
ボーカルなどは、ジャストフォーカスした音を聴かせる。 一寸言いすぎ??
コンピュータ音源を使う方には特にお勧めであり、携帯を使っても同じ音が出るならばコストパフォーマンスは最高であろう!
このアンプで聴くとコンピュータ等のクロックノイズから開放された感じがする。
PMA-50もスピーカーと同じように経時変化があるようである。
1日目は少し硬く広がりも少ないが、3日目ぐらいから別のアンプかと思えるほど変身する。
使い勝手は、真空管アンプと比較すると格段によい、値段は中級アンプであるが、音は超高級の範疇に入る。
素晴らしい!!
その後、真空管アンプのSV-2A3を聴くとホッとしたのは、何故か?????
参 考
PMA-50
http://manuals.denon.com/PMA50/JP/JA/
SV-2A3
http://www2.big.or.jp/~sunaudio/sv.html
ナイスをありがとうございます。
根本的にPCを介しての音源は嫌っております。何故ならば
様々なノイズが聞こえてくるからなのです。増してや⒛kHzまでも
届かないのであれば何をかいわんや、なのです。
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2015-06-23 16:50)
Poplife様
コメントありがとうございます。
今回の、PMA-50を購入して初めて判ったことは、コンピュータ音源でもデジタル部分は、高周波ノイズは感じられないということです。
然しながら、普段真空管アンプを聴きなれている私としては、このアンプの、明確な部分が一寸疲れると感じました。
技術的には、一歩踏み出した新しいアンプと考えられますし、コンピュータ音源を使うことは、沢山の技術的ハードルをクリアしなければならず大変と思いますが、今後も進化していくと考えられます。
ご意見あれがとうございます。
by Sasha (2015-06-24 08:42)