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バックロードホーン内に乱気流を起こすと [トールボーイスワン]

2011/6/7

バックロードホーン内に乱気流を起こすと
このトールボーイスワン(TBS)も設計以来1年半が過ぎた。
スーパースワンに比べTBSは、低域の伸びが少ないのは判っていたので、今回の実験では、乱気流をつくり、FE103En-S&トールボーイスワンの低域の伸びを狙った。
理屈は判らないが、乱気流を発生させたことで満足できる低音域を得ることが出来た。

   グチャグチャポンで出てきた音で、結果OKとなった。 
      不思議・・・???


乱気流板3.png
背板を外したところ


計算と実験の違い
TBSの計算では、開口部付近を僅かに大きくしたカスケード型ホーンで設計したが、これが裏目に出たようである。
計算は、あくまで基本に過ぎず音の本質ではない。
計算上のエクスポネンシャル断面積と実物は程遠いものであり、形状も相当に違っている。
以前オーディオ雑誌で読んだことがあるが、綺麗なエクスポネンシャルに近づけると、良い音が出ないと、長岡先生も同じような事を書いておられたこともあった様な・・・


タービュランス(乱気流)の実験
音は気流ではないが低域では粘性流のような振る舞いと考えて次の実験を行なった。
前提としては、カスケードホーンとしたことで充分な動作ができず、ホーン内で空振り現象起きているのでは・・・
実験は、曲率を大きくし過ぎたカスケードホーン内にタビュランスを起こさせ低域を稼ごうと言うものである。
と言うことでタービュランスを作る板を入れて抵抗を増やす実験をした。
実際には、片chのホーン内に4箇所、幅5cmの板を取り付けた。これで実質的にカスケードホーン内を絞った形となり、音道距離が伸びると考えられる。
スタビライザーがどんどん付いて、何かF1の世界みたいな・・・

実験は、音の経時変化を考慮し一箇所づつ板を増やしてゆき、1週間毎に視聴を繰り返した。
最初は、低域は出ていないが1週間程度で急に変わるものである、原因は不明。
結果は、大雑把な評価であるが、板を増やしてゆくと低域の周波数が伸びていくのが判った。又、低域のボリュームは、開口部と壁の距離を変えて補った。
一番変化が大きかったのは、最後に付けた①のホーンの曲がった部分であった。下から板を付けていったのでそう感じたのかも知れないが・・・
このことで、自分好みの低音をある程度作れることが判った。

ポンチ絵乱気流板.png
板位置のポンチ絵

まあ結果OKならば何でも良い理屈は後から付けられるものである!
  小生は無責任男の代表??

このスピーカTBSもプロトタイプとしての役目を終え最終段階に入ったようである。


視 聴
今回の試聴も小生のシステムでの比較であり、環境、好み、ハード(周辺機器)、主観、全てが違うので聞き流す程度に読んで貰いたい。

最近は、Blue ray disk(BD) で視聴することが増えた。
BD で視聴すると同じ映画でも、今までなかった、音が入っておりその場の雰囲気まで出てくる、言うまでもないが画像も相当に良い。
変更後の音は、重心が下がり以前とは全く違う音がでている、言い換えれば中高域が少し凹みバランスの良い音像となった。
又、低域が伸びることで、可聴帯域内のバランスが変化して全体が大きく変わったように感じるのである。このことは、空気感・存在感をガラッと変え空間が広がって感じる。

  最近は、飲む時間をカットして帰宅時間を早め、音と映像を楽しむことが増えた。


ソース
Chris Botti in Boston(BD)、HITMAN UNRATED(BD)、iRobot(DVD&HD)、007Casino Royale(HD)、Hannibal(HD) 等


ブルーレイレコーダーの接続ケーブル
TVとブルーレイレコーダーの接続はハイスピードHMDIケーブルを必ず使うことをお勧めしたい。 汎用スピード品を使用すると音質・画質劣化が相当に大きい。



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